色んなジャンルをぶらぶらしていた1オタクがジャニーズWESTに沼った記録 ~そのいち~

  きっと身内の人しか見てないと思うけどこんにちは!初めまして。
 成人済みの黄色濃いめ虹色ジャス民です。
 
 今回はせっかくなので自分の思い出にジャニーズWESTにハマった思い出というか歴史を、密かに憧れていたはてブロで!記録してみようかなと思い立ちぽちぽちタイピングしています。

 初めて書くうえに自己満足の塊です。

 続きはまた後日…


遍歴を振り返る

 私は今まで二十数年生きてきたけど、まぁまぁその時代の流行りに乗ったり乗らなかったりしてそれ相応のオタク生活を送ってきたと思う。
 例えば超次元サッカーを嗜む男の子とか、擬人化した国家とか、祓魔師を好きになった中学時代を過ごしていたし、アイドルを目指す男子生徒と一緒に卒業デビューを目指す作曲家の卵になったりもした。そのまま甲子園を目指す高校球児に恋もしたし(無論二次元)、高校時代には自転車レーサーも好きになった。あ、フィギュアスケーターも好きになったし某六つ子も漏れなく好きになった。
 我ながら突拍子もねえ遍歴だな、と呆れてしまう。が、世のオタクって大体突拍子もない推しジャンル遍歴持ってるよね?そうだよね?そうだと信じたい。

 しかしこの二次元だらけの遍歴の中で革命が起きた。
 そう、「2.5次元俳優」への沼入りである。自転車…もう隠すのも面倒なのだけれど「弱虫ペダル」の舞台版である通称「ペダステ」にハマった。それはもうずぶずぶハマった。気づいたら円盤は3枚ほど入手していた(当時の財力ではあまりにも高額だった記憶がある)し、オタクなら身に覚えがあることかもしれないがカメラロールがペダステで埋まった。もうドハマりもドハマりだった。

 この時自分自身のことを私はこう思った。
「私、リアルな人も好きになれるんだ…!!」
 まさに革命だった。推しという存在を初めて現実世界を生きている人の中から見出せたことが単純に嬉しかったし、正直言うとほっとした。
 私はこのまま二次元の人しか好きになれない人間で良いのか?と考える日々が多かったからだ。その原因としては家族からのオタクヘイト  ─ 単純にキモイ、とか出たよ~二次元(笑)!みたいな嘲笑 ─  があったからかな、と今では思う。
 まあ少女漫画を自己投影しながら読むことも好きだったし夢女子のケも大いにあったので恋愛というものは普通に経験はしてきたけれど(成就したかどうかは別)。

 こうして私は二次元の様々なジャンルに推しを作りつつ(私の持論:各ジャンルに推しが一人なら実質彼らがオンリーワンでナンバーワン)、舞台俳優さんや声優さんといった「現実世界を生きている人々」にも推しを作っていった。

 



きっかけ

 ある日、また新しいジャンルにハマった。次はアイドル作品だった。その作品には推していた男性声優さんも出演していて、なんと舞台化作品もあった。しばらく舞台俳優を推していなかった私は、Twitterでのフォロワーさんの勧めもあって舞台作品を視聴した。(余談だがこういう時の様々なジャンルのフォロワーさんの布教力には毎度驚かされるし感心する。今はもうこの時のフォロワーさんとは連絡を絶っているが、私をこの沼に引っ張ってくれてありがとうの気持ちでいっぱいだ。)

 案の定、私は元の作品(つまり二次元バージョン)に加えて舞台化作品にも見事に沼落ちし、無事に舞台俳優の推しも出来ていた。元の作品での推しがそのまま舞台俳優としても推しになったという感覚だった。キャラも、そのキャラの人生を生きようと演じる彼も、キャラを脱いで素のままになった彼も、大好きになっていた。
 しかし私はいわゆる「茶の間」という遠征力も何もなかったオタクだったので基本的に円盤やグッズの購入、推し俳優のSNSのチェックといったことしかできていなかった。雑誌への露出も少ない作品だったため、あまり力になれていないんだろうなと思いながら応援したのを覚えている。
 もちろんそんな中でも、地元公演があった際には全通の勢いでチケットをとり、うちわもしっかり準備し、グッズ購入費も貯め、参戦服を新調し、ファンレター用のレターセットを購入したりと今まで出来ていなかったオタク活動なるものを全力でやりきった。

 地元の会場で生まれて初めて生きている推しを目の前にしたあの瞬間を私は今でも忘れないと思う。
 いつも円盤・映像で見ているだけだった推しが目の前にいる、喋っている、踊っている、表情を作っている、立っている…それだけで感動した。一緒に参戦している子の迷惑にならないようにこっそり泣いた。
 二次元の推しももちろんまだいたけれど、三次元…つまり「現実世界を生きている人」を推せばこうして彼が生きていることを実感するだけで、こんなにも心が満たされるのだということが分かった。これからも応援しよう、推していこう、公演が終わる頃にはそう決意していた。この舞台に出続ける推しを応援していくのだ。

 



 しかし、その次の新たな公演から推しはこの舞台作品に出なくなった。
 理由は単純明快で、キャラの「キャストが変更された」のだ。

 ショックだった。泣いた。キャスト発表があると予告されていて、なんとなく予感はあったのだけれど、耐え切れなかった。
 正直言って不思議な感覚だった。キャラとしての推しは変わらないのに、確かにそこにいるのに、声や表情、顔立ちが今まで親しんで応援してきた彼とは全くの別人だったから。私が好きな推しはいるけれど推しが居ない。この感覚が伝わってくれると嬉しいのだが、心にぽっかりと穴が開いていて、地元の方言で言うと「いずい」のだった。

 そして、当たり前だけれど舞台俳優である推しの人生から、その作品に関する発言やブログなどは極端に減っていった(そんな中でもキャラの誕生日をお祝いする内容や、キャラソンを聴いているといった内容の更新はあった)。
 ショックだった(2回目)。推しとその作品は共に歩んでいると思っていた。否、キャスト変更するまでは確かに共に歩んでいたのだ。なのに突然その作品から推しが排除されてしまったような感覚。もちろん、無理やりのキャスト変更ではないのだろうけれどその時の私の心情的には排除という表現がしっくりくる。
 作品が嫌いになりそうだった。キャラが嫌いになりそうだった。同じキャラを推しているはずなのに別人なのは嫌だ、とその繊細な関係性を享受できなかった自分に原因があると今では分かるのだが…。


 そんな日々を送っている中、何気なく見た「なうぇすと」 のメイキング映像で私は一気に彼らジャニーズWESTの魅力に惹き込まれたのだった。

 

 なんなんだこの楽しそうな"本物"の"アイドル"は………!!!